アイリーンのとうろう
子供のときに、夏休みの感想文を書くために読んだ本。
20年近く経った今でも、忘れられない本。
すでに絶版になっていて、手に入れることは出来ない。
きっと、実家にあると思うので
今週末に帰ったら読んでみようと思います。
アイリーンのパパはアメリカ人
ママは日本人。
アイリーンは、アメリカで育ちました。
日本人のママは、子供のときに原爆が投下された広島に
誰かに背負われて町を歩いただけなのに…
空気中に漂っていた放射能がママじゃなくて
子供のアイリーンを白血病にしてしまった。
たった10歳で死んでしまったアイリーン。
自分は日本になんて行ったことも無い。
ママが生まれた国って事しか知らない。
でも、アメリカが投下した原爆が原因で死んでしまう
アメリカの女の子。
私も当時、10歳くらいで
なんだか悲しくて、辛くて、でもちょっと外国の生活に憧れて
憧れたことに少し罪悪感を持ってしまったり。
10歳の私に、強烈な印象を与えた一冊。
読書感想文に何て書いたかは覚えてないけど
この頃から、戦争に対しての興味が沸いたのは事実かも知れません。