ピアノを弾くことを考える。
音楽を楽しむ大人と子どものレッスンをする柿沼さやかです。
前回の続きです~♪
ピアノを弾くということを「機能」で考えてみましょう。
まず、ピアノを弾くのに「楽譜」を目で見ます。
目で見たことを、脳に指令を送ります。
ここで、どの音がどこにあって、どんな記号が書いてあるか理解します。
そして脳が理解したら、身体の各部位に「こう動かす」という指令が行きます。
指や腕、身体をコントロールしてピアノの音を出します。
さらに耳で聞いて音を確かめます。
そしてまた弾くのに、目で見ます。
見て → 理解して → 身体に指令を送って → 耳で聞く →
これを、ずっと続けています。
それが「右手」と「左手」同時に別々の動きをするのがピアノを弾く
ということです。
どうでしょう。
これだけのことを、子どもたちが一生懸命やっています。
目で見る音は、おなじカタチや位置ではなく、次々かわります。
その都度理解して、演奏する。
すごくないですか??
考え続けながら、指を動かし続ける。
この機能を、何時間も出来るでしょうか??
もちろん、出来る子もいるでしょう。
もちろん、出来ない子もいるでしょう。
大人だって同じ。
むしろ、大人の方が「こんなの出来ない」と諦めてしまうことが
多いのでは無いでしょうか。
しかし、それを「どうにか頑張ってこの曲を弾きたい」と思って
一生懸命「どうにかしよう」と練習してくるのです。
小さい手で、小さい身体で、頑張っているんです。
すぐ、結果は出ないかもしれません。
でも続けていたら、結果が出ると思います。
「全然上手にならない!!」と言うより
「このまま続けたら、上手になれそうだね!!」と
こえをかけて上げてください(*´∇`*)